HIROCOLEDGE&Co. for steteco.com[Steteco]


インナーウェアとしてだけではなく、新しい視点でステテコを捉え、ステテコを知らない方にまで興味を持ってもらおうと試みているsteteco.comからお声がけいただき、一緒にもの作りを始めたのは2010年の春頃。もう、3年近いお付き合いになります。

※ steteco.com(ステテコ研究所)は、1938年創業のインナー・リラクシングウェアメーカーである株式会社アズが運営しています。

 

この取り組みの中で、最も注目したのはsteteco.comがオリジナルで作っている素材の良さ。ステテコには楊柳(ようりゅうようりゅう/綿クレープ)。モモヒキにはシルク混のカットソー。そこに、シルクスクリーンで柄を染め上げ、仕立てる工程もすべて細かく管理しているからこそのクォリティーの高さに、一緒にもの作りをすることへの期待が高まりました。


下着としてだけではなく、自宅やリゾートでのリラクシングウェアとして着ていただけるよう、このステテコは、steteco.comの定番ステテコよりも股上を少し浅くし、裾もストンと落ちる形にしています。動きやすさを考えて、両サイドにはスリット入り。綿100%でありながら横方向に伸縮性のあるクレープ地は、吸湿性がありながら、肌触りもさらっとしていて、洗濯後も乾きやすいのが特徴です。染料によるシルクスクリーンプリントで、素材の機能性を損なうことなく、鮮明に柄が染め上げられています。



このステテコはもちろん男女兼用。淡い色は浴衣などの下にも最適。また、濃色であれば、夏のカジュアルウェアとしてもお楽しみいただけます。身に付けたら、その肌触りの良さに、手放せなくなるステテコです。私は、着物や浴衣の下着としてはもちろんのこと、夏はパジャマ代わりとして、また、冬は防寒対策に重ね着をしています。


昔から日本に存在していたステテコは、おじいちゃんが着ているイメージが強いと思いますが、機能性や、その素材感の良さを知ることで、その思い込みは一変するはずです。私たちの身の回りには、長い歴史や伝統を引き継いだすばらしいものがたくさんありますが、小さな思い込みや偏見は、本質を見えづらくしてしまうことがあると思います。


ステテコを身につけることは、固定観念の存在に気付かせてくれるかもしれません。



高橋理子